BTSからもらった しあわせ の つなぎ方

 

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BTSをすきになって4ヶ月が過ぎようとしている。

 

ふりかえってみると、
彼らにはもらってばかりだった。

 

すきなったきっかけの
Dynamiteではあたたかさ、希望、強さを。

 

どはまりしたLOVE YOURSELF 結 'Answer 'では愛や自己肯定や他者理解、恩返しとしての表現のやさしさ、そして、生きざまなど

 

彼らの作品に出会うたびにもらったものを数えだしたらきりがない。

 

彼らのコンテンツやSNSで表現されること、
曲への向き合い方や表現の仕方、
ファンであるARMYたちへの思いの伝え方は
どれもまっすぐでかっこいい。

 

BE(Essential Edition)の発売にあわせて、
たくさんのおくりものが届き、
わたしの日々はにぎやかだ。

 

愛に溢れ、おくられたもの、
その大きさに気づいたとき、からだが震えた。
改めて彼らがかっこいいと思い、
たまらなくなったきもちをすこし。

 

 

 

  


感情や想いが伝わる〈 ...Notes 〉

2月1日の00:00になると歌声と映像が公開された。

 

そこから毎日00:00に
ひとつずつ〈 ○○'s Notes 〉として記された。

 

その声はステージやCDに収録されるような歌声ではなく、ひとりひとりがつぶやくように、考えて、たしかめるように、声を発していて、

 

そのなかには"(いまは直接会えないところにいる)ARMY"に向けて話しかけられているかのような、耳元でそっと歌ってくれているような、そんな素朴さがあった。

 

人との距離を求められる時代のなかで、耳元では人肌をかんじそうなほど、ぬくもりをかんじた。

 

歌声も、映像も、素朴な粗さがあり、
メモ、記録、曲譜……
それらすべてがまさにNotesだった

 

BE(Deluxe Edition)をつくる過程で、それまで抱いてきた感情や考え方、思い、考えついた音を整理するために記された、その当時を表しているかのようなそれぞれのNotes…

 

ときが経ち、BE(Essential Edition)の発売にあわせ、改めてNotesとして残されたように思えた。

 


< SUGA's Notes >
잠시 / Telepathy

< RM's Notes >
Life Goes On

< Jung Kook's Notes >
Stay

< Jimin's Notes >
병 / Dis-ease

< V's Notes >
Blue & Grey

< j-hope's Notes >
병 / Dis-ease

< Jin's Notes >
Stay

 


歌詞を知っているからこそ
当時の粗さをかんじるそれぞれのNotes見聞きし、
なんだか押しつぶされるようだった。

 

 

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そして、さいごに公開されたNotes、
< BTS Notes >
내 방을 여행하는 법 / Fly To My Room

 

わたしはすごくすごくあたたかなきもちになった。

 

なぜなら、BE(Deluxe Edition)の発売前に公開されたConcept Clipを見聞きしたときのわくわくと、発売後に初めてFly to My Room を聞いたときのやさしいひかりを思い出したから。

 

생각은 생각이 바꾸면 돼
(考え方を変えればいいんだよ) 

 

この曲のとってもすきな歌詞のひとつ。

 

この曲があらためて < BTS Notes > として残されて、よかったなと思った。

 

Concept Clip と < BTS Notes > の、ここちのよいそれぞれのメロディをなんども聴き比べて、あたたかく、しあわせなきもちをたしかめていた。

 

내 방을 여행하는 법 (自分の部屋を 旅行する方法)

 

BigHit Entertainment on Twitter: "< BTS Notes > 🎵 https://t.co/eaWWwS6IfX #BTS #방탄소년단 #BTS_BE #FlyToMyRoom #내방을여행하는법… "

 

 

BigHit Entertainment on Twitter: "#BTS #방탄소년단 #BTS_BE Concept Clip (Mirror ver.)… "

 

 


ARMYへのやさしさが詰まったCurated for...

Notesがおわっても、おくりものは続いた。

 

10日経った2月11日の00:00、
今度はCurated for ARMYとして、メンバーひとりひとりがARMYの部屋に"これがあったらたのしいだろう、しあわせだろう"ものを考え、集めてくれた。


< BTS Notes >として記された
내 방을 여행하는 법 / Fly To My Room

 

"考え方を変えればいいんだ"と、受け止め、
もどかしさもどんな感情も受け入れてくれた部屋

 

이 방이 내 전부
(この部屋が ぼくのすべて)

그럼 뭐 여길
(じゃあここを)

내 세상으로 바꿔보지 뭐 Yeah
(ぼくの せかいに 変えてみようか)

 

어쩜 기쁨도 슬픔도
(もしかすると 喜びも悲しみも)

어떤 감정도
(どんな感情も)

여긴 그저 받아주네 (yah yeh yah)
(ここは ただ 受け入れてくれる)

 

생각은 생각이 바꾸면 돼
(考え方を変えればいいんだよ) 

 

 

BE(Deluxe Edition)の発売時には
それぞれのメンバーのコンセプトの部屋が公開され、それぞれの"らしさ"が詰まっていて、とってもいいなと思った。

 

そして、今回のBE(Essential Edition)では
ARMYの部屋に焦点をあて、それぞれの"らしさ"をこめて、寄り添うようにARMYの部屋へ集めてくれた。

 

部屋で過ごすARMYを思う彼らなりの寄り添い方。
この曲をつくるときも、こんな風にARMYのしあわせを願っていたのだろうか。

 

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NotesもCurated for ARMYも
おくられた時間はどれも00:00だった。

 

彼らの曲、00:00(Zero O'Clock)の歌詞と重ねて、

 

초침과 분침이 겹칠 때
(秒針と分針が重なるとき)

세상은 아주 잠깐 숨을 참아
(世界は ほんのすこし 息をとめる)

Zero O'Clock

And you gonna be happy
And you gonna be happy

막 내려앉은 저 눈처럼
(舞い落ちる 雪のように)

숨을 쉬자 처음처럼
(息をしよう 最初のように)

And you gonna be happy
And you gonna be happy

Turn this all around

모든 게 새로운
(すべてがあたらしい)

Zero O'Clock

 

00:00 には "And you gonna be happy"

 

Essentialを発売するにあたり、彼らの愛の深さや思いの強さをこれでもかというほどかんじた。

 

どこまでもあたたかい人たちだ。

 

BE | BTS | Big Hit Entertainment

(Notesとcurate、Deluxeのときに公開されたメンバーそれぞれの部屋のコンセプトの公式まとめ)

 


「ARMY 사랑해!」

BE(Essential Edition)の発売日には7人みんなでV LIVEを行い、

 

[V LIVE] BE.T.S💜

 

(Essential Editionになかなか触れられずに、彼らのにぎやかさをみているだけでもにこにこしてしまう)

 

さいごには、7人集まって、にこにこのえがお
「ARMY 사랑해(愛してる)!」としめくくられた。

 


近況と想いが添えられた Video Call...

Curated for ARMYの公開から
さらに10日が経ったとき

 

新たにVideo Call verとして
メンバーそれぞれからビデオ電話(のような映像)が届いた。それも10分おきに。

 

とってもとっても身近な存在のように、

 

Life Goes Onのメロディにのせて、人生はつづき、

 

Video Call のさいごには直筆メッセージ。

 

そのひとつひとつがすてきだった。

 


BE(Deluxe Edition)を買おうときめたとき、
きもちだけのすきではなく、
自分の中で、作品を迎えいれる重みが加わった。

 

作品を迎えいれようときめたのは
彼らから"もらったもの"に気づき
それがこめられた作品は、きっとたいせつに、力を与えてくれるものになるだろうと確信したからだった。

 

(Essential Editionは購入していないので作品は手にしていないけど)購入にあわせ、おくられたもの、その"もらったもの"の大きさをまたかみしめている。

 


しあわせな人になれたよ

メンバーひとりひとりを書き記したいきもちもあるが、あえてひとつ。キムテヒョン、Vのものを。

 

BigHit Entertainment on Twitter: "< V's Notes > 🎵 https://t.co/6GQVaxnUzU #BTS #방탄소년단 #BTS_BE #BlueAndGrey… "

 

そして

 

https://youtu.be/NTZ3gZmCgkU

 

 

< V's Notes >
Blue & GreyをつくったVが
BE(Deluxe Edition)のあたり時期、その歌詞のとおりの感情や様子だったんだろうか。

 

I just wanna be happierの歌詞を
強くなぞっているこの部分にこころが押しつぶされた。

 

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改めて、< V's Notes > として公開されたとき、
孤独さや、当時の思いをバチン、と
映像化されてしまったような気がして、苦しくなった。

 

それが、ときが経った(ように思える)Life Goes OnのメロディとともにVideo Call verとして添えられた手紙と表情によって、その苦しさは拭われた。

 

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아미 너무 감사하고
덕분에
저는 행복한 사람이
됐어요 ‪・‿・
BTS♥︎ARMY
We Purple U


あみ ほんとにありがとうございます
おかげで
ぼくは しあわせな人になりました ‪・‿・
BTS♥︎ARMY
We Purple U 

 

それまでVideo Callらしい身近さとすこし憂いのある表情に思えたが、この手紙を見せるとき、とてもおだやかな顔をしていた。それを見て、わたしはすこし涙ぐみながらおだやかに、にこにこと画面を見つめてしまった。

 

数ヶ月前、Blue & Greyの歌詞に
わたし自身の感情を重ねて、助けられた。
寄り添い方がとてもあたたかかった。

 

괜찮다고 하지 마
(大丈夫だって言わないで)

괜찮지 않으니까
(大丈夫じゃないから) 

 

もやもやとしたきもちを、言葉に替え、メロディにのせるのは相当な向き合い方が必要だと思う。

 

Blue & Grey をつくり、
BEを発売し、
みんなでうたった曲、
メンバーと重ねてうたったBlue & Grey
そして、Snow Flowerをつくり、うたわれた

내 blue and grey 를
녹여줄 따뜻한 네게

(ぼくのblue and greyを
溶かしてくれる あたたかい きみに)

 

人生はつづき、
あらためてLife Goes Onにのせて
メッセージをおくる頃、
こんな風におだやかになれるんだと

 

弱さを知っているからこそ、
そこと向き合ったからこその強さをみた気がした。
こころが震えた。

 


こちらこそ、しあわせ になってるよ

彼らの感情や考えと、ARMYへの思いを詰めこんだBE(Deluxe Edition)は多くのARMYに共感となぐさめを与えただろう。もちろんARMYに限らず、わたしのような人を含めた多くの人たちにも。

 

自らの感情を整理し、0から作品を生み出す作業の苦しさとよろこび、それが世に出されるとき、与える側としての喪失感、多くの人への共感、差し伸べられるやさしさや新たなひかりを生み出すこと、そのすごさもそうした一連の感情を彼らの側にたって理解することはできない。

 

もらう側として、彼らのメッセージをうけとり
自分なりに現実と向き合い、
この数ヶ月間はBEと、そして彼らの音楽を聞き、
それでも人生はつづく、Life Goes Onだ、
と思って過ごしてきた。

 

彼らをすきになってからの4ヶ月、"もらっている"ばかりだった。

 

もらうことで整理された感情や考えがあり、
それがしあわせにつながった。

 

彼らの音楽により、しあわせにつながる人がいること、そしてそれが彼らに伝わることで、彼らもまた作品を生み出すときに苦しみながら整理した感情や、作品を送り与えたりするときの苦しみをすこしでもやわらげる、しあわせにつながっている。

 

BE(Essential Edition)発売にあわせて届いたおくりものたちを見聞きし、そんな風にも思えた。

 

もらうばかりではなく、わかちあっていたのかも。

 

目の前で、向き合ってライブができなくても、(もちろんぜったいにしたいはずだし、できる世界であってほしいけど)多くの人たちが、彼らが作り出した音楽になぐさめられ、かんじたよろこびはきっと彼らに届いている。


だからこそ、あらためてEssential Editionとして
ARMYへ感謝を伝えるように、また、多くの人たちに届いた証として、ビルボード1位とグラミーノミネートのステッカーを貼って販売し、その販売に向けてさらなる思いを詰めこんだのではないか。


(Essential EditionはDeluxe Editionよりも手頃な値段で、サイズ感も親しみやすいので、あらためて彼らの曲に興味をもった人でも手にとりやすい、というやさしさもいいなと思った)


それでもやはり、
生み出され表現される作品のすばらしさに"もらってばかり"という感情をもつし、直接会って感謝する機会を強制的に失われていることにもどかしさもある。

 

いつの日か、こんな彼らに恩返しができる日がくるのだろうか…。そして彼らへの恩返しってたとえばどんなことなんだろうか……。

 


もらった しあわせを つなぐこと

作品を手にして、
ずいぶんと愛しさは増しているけれど
恩返しとしてなにができるのだろうか。

 

いつもいつも、もらってばかりなので、
なんとなくずっとそんなことを考えていた。

 

ただ、ほんのすこし、10分おきにメンバーそれぞれからのVideo Callと、それに添えられた手書きのメッセージを受けとって、考え方に変化が生まれた。

 

たとえ、彼らへの恩返しが届かなくても、
彼らから"もらった"しあわせを、誰かに"つなぐ"ことができるといいな、とふと思った。

 

10分おきのメッセージをみた1時間と、それをみてしあわせをかみしめたそのあとの数時間で変化した考え方はほんのすこしの変化だけど、とても大きいように思う。

 


影響を受けて、新たに、または、より深く社会問題などに関心をもつことも、

誰かを思って行動しようときっかけになることも、

こんな風に考えさせられることも、

4ヶ月前と比べたら大きな変化だった。

 


むかーしむかし
学校でペイフォワードというしくみ(?)について
書かれた本を読んで、自分の考えをまとめる課題があったことを思い出した。

 

読んだ本のタイトルや内容は全く思い出せないが、小説だったか映画だったかの話を引用して、宗教や文化の違いを背景にしたボランティアへの動機とかどうとかって話だったと思う(全然覚えてなさすぎて参考も引用もできない…)

 

ペイフォワードは
自分がうけた恩を、相手に恩返しするのではなく
ほかの誰かにおくる、というものだった。

 

(調べたらとPAY IT FORWARDという小説とそれをもとにした映画があったけれど、それを引用されていたボランティア動機づけの本は探し出せなかった…) (小説はこちら)

 


BTSのメンバーは、ARMYからうけた愛を恩返ししたいと表現していることも多い。

 

わたしがAnswer : Love Myselfをとくべつすきな理由にはそういう表現が含まれているからだ。

 

それまでの曲とこの曲が違うところは、
"自分を愛すべき理由がある"、その”自己の肯定"には
"君の存在があったこと”が示されているところ。

You've shown me I have reasons I should love myself

この歌詞のように、自分を愛することが
"君に対しての恩返し"、"信頼の証"、
"自分たちのできること"というメッセージが伝わる。

 

彼らがこれほどまでにかっこいいところと恩返しの理由。苦しみ傷つきながらも生き、それを表現する理由。その過去にも今にもARMYの存在がある。

 

ARMYに答えようと、
彼らは今までも作品やメッセージで
ARMYに恩返しするように、愛を伝えている。

 

そして、彼らはその恩返しを、作品にとどまらず、それぞれ関心のある問題や団体にチャリティーをしている。

 

その行動の一貫性とかっこよさも惹かれたきっかけのひとつだった。

 

ARMYもまた彼らと同じで、
BTSとARMYの相互にとどまらず、他の誰かに向けてそのしあわせを"つなごう"としている。

 

メンバーの誕生日には寄付を募り、行動に移したり。彼らをすきになって、世界中のARMYのそうしたできごとを目にするたびに、かっこいいなと思っている。

 

BTSとARMYの関係性は、そこに足を踏み入れてみないとわからない。

 

4ヶ月経っても、わたしはまだARMYと名乗る自信はないし、その輪の中に加わることに勇気が必要だ。

 


寄付やチャリティーに慣れ親しんだ文化のなかで生きてこなかったし、そうした行動が自己満や偽善のニュアンスを含んで受け止められたりもすることに違和感もあった。

 

ペイフォワードのしくみ(?)を知ったときに、恩おくりという動機によるものであれば行動はしやすく、他者からの視線も気にならないな、と思った記憶がある。

 

そしていまそれをわずかに体感している。

 

彼らがつくりだす作品そのものに、ARMYや社会全体に向けた大きなチャリティーの意味をもつようにかんじたし、

 

お金を払って、その作品を手にしているけれど、それは対価という感情ではなく、それもまたチャリティーのような感情にもかんじている(ギブアンドテイクとも違うように思う)

 

遠く離れた閉鎖的ないまの世の中では、直接会って、エネルギーや感謝を伝えることができない。

 

人気のある彼らに、生で会えることがこの先あるのかもわからない。

 

恩返しができなくても、このきもちをつなげよう

 

彼らから"もらったしあわせ"を
誰に、どんな風に、"つなげる"のかはわからない。

 

チャリティーなのか、ボランティアなのか、寄付なのかわからないし、もっともっと身近な存在に対して言動の変化なのかもしれない。

 

なんだっていい、まずは動いてみればいい

 

きっと、世界中のARMYは
こんな風に突き動かされているのだろう

 

あらためてBE(Essential Edition)発売で考えさせられたことがたくさんあった。

 

彼らに出会い、ほんとうによかった。
DeluxeとEssentialの2つのBEを
愛あるかたちで、世の中におくりだしてくれて、
そのきもちをもらい、"しあわせをつなげたい"
そんなきもちが芽生えたことで
BEへの愛情がさらに深まった。

 

これからも、たいせつに。