Blue & Grey の寄り添い方
昨日おくられたSnow Flower by Vをきいて、
あわてて書きとめたが、
せっかくならこっちも書いておこう、と
BEのアルバムのBlue&Greyの話。
Where is my angel
(僕の天使は どこにいるの)하루의 끝을 드리운
(1日のおわりに影を落とした)Someone come and save me, please
(誰か来て 僕を助けて どうか)지친 하루의 한숨뿐
(疲れ果てた一日の ため息だけ)
のテヒョンさんの歌い出しから、こころが痛む。
この曲をはじめてきいたとき、曲のイメージが深く暗い海に沈んでいる状態のなかで、ひとすじの光ですこし明るくなったその水の中で、深く抱きしめられているかんじだった。
ただそこには、あたたかさのなかにも互いの重みでさらに沈んでいくような苦しさもあって。
というか、その時期はとても落ちこんでいたので、どちらかというとあたたかいなぐさめよりも、辛さをともにするかんじが強くて、苦しさのほうが強かった。
みんなが大変なときを過ごすこの環境のなかで、
たくさんの人たちに、ひとりひとり向き合う毎日。
社会全体でなにも改善はされていないのに、目の前のひとりを救えたのか救えていないのか、その場しのぎなのではないか、わたしの仕事は意味のあることなんだろうか…と、思いがけず落ちこみ、たたかう相手の大きさや変わらない環境とその異常さにさらに落ち込んだ。
これを聴くのは涙があふれそうになるので帰宅してからにしようと、決めていたくらいだった。(実際には帰路中きいて涙目になってるけど)
そうやって何度も何度もこの曲を聴いているうちに、
感じ方や受け止め方も少しずつ変化して、
互いの重みと沈みで感じた辛さは、実は抱きしめられたときの一瞬のそれで、そのあとはずっと抱きしめられながら水の流れでふわっと浮いたり沈んだりを繰り返して、その環境から抜け出せずとも、一緒に寄り添う心地よさを感じるようになった。
괜찮다고 하지 마
(大丈夫だって言わないで)괜찮지 않으니까
(大丈夫じゃないから)
どうにもならない今のこの環境で、落ちこむことも、その落ちこむきもちへの寄り添い方のあたたかさに、ほんとにすくわれた。
水温のような鼓動のような温度をかんじるあたたかさがとてもよくて、ただ、願わくばin the soopで流れたテヒョンがつくったままの状態でもきいてみたい。